2012年6月1日金曜日

「ボスの涙」


 ヴィ~~~ん・・・ひゅるるるぅ・・・・ぱちんっ!・・・(しぃ~~ん・・・)

 ミミズコンポストでのお仕事を始めようと元気よくあいさつをしたひかりのさとファーム「なんじゃもんじゃ・からあ」の仲間たち(ご利用者・スタッフ)ですが、肝心の「ボス」のご機嫌が悪いようです。

 現在ひかりのさとファームでは、ファームのレストランや、ファーム、まどかの昼食時に出る残飯などの生ごみを、ミミズに食べてもらうことで土に返し、その土を堆肥として商品にする仕事を行っています。

 そこで活躍するのはもちろんご利用者の皆さんやミミズさんたちなのですが、もう一人無くてはならない方がいます。
 それが「ボス」。
毎日「生ごみ」を細かくし、ミミズさんたちが食べやすい「エサ」に変えてくれる粉砕機なのです。
でも、このところボスの調子がイマイチ。
今日もどうしたかな?と中のカッター付近を見てみると・・・
ありました、カッターに巻きついているものが。

「さらんらっぷ、あった!」ご利用者のひとりが声を出します。
「またかぁ・・・」スタッフはぐったりです。
そしてボスはうんともすんとも言いません。完全にご機嫌を損ねられたようで、スイッチを入れても、悲しく「ヴィ~~~~・・・パチン」とかすかなエンジン音が響くだけで止まってしまい、まるで泣いているようです。


 でも、なぜサランラップ?きっと間違って混ざってしまったのでしょう。間違いは誰にでもありますものね。

だけど、サランラップはミミズさんには食べられません。
サランラップは土に返りません。
燃やして黒い煙になるだけです。

 ファームにごみは渡していないわ、という皆さんも、一度ご自宅のごみを見てみてください。
 ほんのちょっとの間違いや「まぁ、いっか。」が混ざっているかもしれません。
 土に返れず動物が食べてしまう前に、ボスや他の機械に絡まって故障させてしまう前に、ちょいと取り除いてみませんか?

さあ、がんばってこのラップを取り除かなくっちゃ!
ボスの涙が、元気な笑い声にかわりますように!!!

あ、ボスとファームの仲間たちが作った堆肥、「ありが堆肥」、1Kg200円です♪